私はこの研修を通していろいろなことを学びました。まず、ALSの歴史についてです。ALSやその他のいろいろな病気が偏見で迫害されていたことは知っていました。しかし、患者自身がハンストや座り込みなどをして訴えていたことを初めて知りました。それほど深刻な問題なのだと改めて思いました。そして、今も存在しているこの偏見は、患者だけでなく、周りの人々も一緒になって、広めていかないとなくならないのかなと思いました。次に、ホームヘルパーの制度が昔からあることにおどろきました。なぜなら、私自身が最近知ったばかりで、ホームヘルパーの人数も少ないように思うからです。ですから、いろんな人に知ってもらわないといけないと思いました。知ってもらうだけでなく、興味も持ってもらわないといけないと思います。そのためには、口コミが一番良いのかなと思いました。なぜなら、口コミだと経験を生かしてヘルパーの良い所、悪い所を伝えることができるからです。その次に、実習についてです。私は全部で5人のALSの患者さんに会うことができました。本当に人それぞれで、コミュニケーションのとり方も様々で、同じ様にコミュニケーションをとっている人がいませんでした。文字盤だけではないことを初めて知り、とても勉強になりました。人工呼吸器をつけると全く声が発せなくなくと思っていたので、酸素を送ると声が出せるようになることを知り、非常に驚きました。吸引器もその家々で違っていて、いろんなものがあることや吸引の仕方もそれぞれ違うのだということを学びました。ナースコールもその人その人で筋肉が動く場所が違うので、とりつける場所も違うのだということやいろいろなナースコールがあるのだということを知りました。介護の仕方も違っていて、すごいせわしく動きまわる家や、ほとんど何もせず座っているだけで、必要なとき(呼ばれたとき)に動く家などがあるのだということを知りました。
この研修を終えて、学んだことを活かしながら、在宅の患者さんと接していきたいと思います。そして、偏見をなくすことやホームヘルパーとはどういう仕事なのかを広めて興味をもってもらうことなどに貢献できたらと思います。
K.K.さん 18歳 学生 |
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